日本橋の歴史を知る。飛び立つ「麒麟」と、東京の守護「獅子」が鎮座しています。

気になるスポット

今の日本橋は、初めて架橋されてから20代目の橋で、1911年(明治44年)に完成した橋長49m、幅27mの石造二連アーチ橋です。今は走ってませんが当時は路面電車も走っていました。


日本橋が初めて架橋されたのは徳川家康が幕府を開いた1603年(慶長8年)と言われています。江戸幕府が架橋や保全の経費を負担する公儀橋(こうぎばし)です。東海道をはじめ主要な国道の始まりである起点を、日本橋川と日本橋の交差するこの場所にしました。


ここを起点とする国道は7本。
●東海道(国道1号)終点→大阪市
●日光街道/奥州街道(国道4号)終点→青森市
●水戸街道(国道6号)終点→仙台市
●千葉街道(国道14号)終点→千葉市
●旧東海道(国道15号)終点→横浜市
●中山道(国道17号)終点→新潟市
●甲州街道(国道20号)終点→長野県塩尻市

ここから、主要な街道が始まります。


歌川広重の「東海道五十三次」は53の宿場を描いた作品で、1枚目(起点の宿場)にはこの日本橋が描かれています。※Wilkiより転載 パブリックドメイン画像

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親柱の「日本橋」の橋銘は第15代将軍 徳川慶喜の筆によるもので、当時の東京市長、尾崎行雄氏が依頼したそうです。20代目のこの石造橋も完成からすでに100年を超えていますが、橋の推定寿命は1,000年とも言われていますから、まだまだ若いのです。


日本橋と言えば、映画「麒麟の翼」でも有名な麒麟像。橋の中央に合計4体が鎮座しています。獅子も麒麟も彫刻家 渡辺長男(わたなべおさお)の製作です。


麒麟の翼は、東京都公文書館の記述によれば、翼と背びれを検討した結果、翼が生えたかのような「背びれ」を表現したのだそうです。日本橋は道路の起点でもあり、ここから飛び立つと言う意味が込められています。


親柱の上に鎮座する獅子は、奈良県の八幡宮の狛犬や、ヨーロッパのライオン像などを参考に造形されました。手に抱えているのは当時の東京市の紋章。現在の東京都の紋章でもあります。東京の守護を意味している獅子像です。


日本橋のたもとには、2017年7月オープンした日本橋観光案内所があります。日本橋周辺の見どころ、銘店やイベント、日本橋には船着場もあり船の運行情報などを案内しているので橋見物の時に寄ってみるのもいいかもしれません。


書ききれないほどの歴史と見所いっぱいの日本橋。一見の価値があります。人通りもまばらな夜の日本橋もなかなかの魅力を放ってます。

日本橋
〒103-0027 東京都中央区日本橋1-1-1

日本橋のたもとの「元標の広場」

日本橋の「日本国 道路元標」。都電が終わりを告げた、昭和の高度経済成長期を垣間見ます。
「元標の広場」にあるレプリカの本物は、「日本橋」の中央に埋め込まれています。日本各地に通じる主要な国道(街道)の起点を示しています。また、かつての都電の架線の支柱でもある「‪東京市道路‬元標」の本物をまじかに見る事が出来ます。

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