昔懐かしいメロン型容器に入ったシャーベット。およそ知らない人はいないかもしれない懐かしの昭和なアイスです。最初に作ったのは井村屋で、その発売は1973年(昭和48年)のことです。発売当時の商品名は「フルーツメロン」。いまは「メロンボール」という商品名で販売されています。もちろん容器はあのメロン型。
「フルーツメロン」発売時期の“メロン”という果物は、今よりもずっと高価で、網目のあるマスクメロンのようなタイプが食卓に出るなんていうことは、まずありませんでした。やっと食べられたと言えば大きなソフトボール大の表面がツルツルした“プリンスメロン”でしたね。
それでも僕も皆んなもそれで充分満足でしたし楽しみにしていましたよね。そんな中、憧れの網目のある高価なマスクメロン型の容器に、メロン味のシャーベットを詰めて、子供たちに食べた気分だけでも味わってもらいたいという思いで「フルーツメロン」は発売されたのです。
変わって2021年の「メロンボール」は、容器は変わらずとも味は、当時より良くなっているに違いないでしょう。メロン果汁が5%も入っているのもちょっと驚きですが、蓋を開けた途端に広がる強めのメロン臭に懐かしい記憶がよみがえります。
味も、当時とは違うのかも知れませんが、まさしくコレです、コレでした。「濃厚」なんていう現代では当たり前の要素もあえて排除しているかのようなサッパリした味わいです。暑い夏の昼間や風呂上がり、「メロンボール」はこれで良いのだと思います。美味しいですよ。
楽しいのは、このメロン型容器に入ったシャーベットというのは、元祖の井村屋だけでなく、久保田食品「メロン玉シャーベット」、フタバ食品「メロン味シャーベット」、シャトレーゼ「メロンだまシャーベット」など幾つかのメーカーが製造販売しています。それぞれ食べ比べしてみるのも面白いかも知れませんね。
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