とっても簡単、Bing Image Creator のプロンプトの書き方入門です。これを読めば、「ちょっと難しそう…。」そんなふうに思っていた人でも、プロンプトの書き方が分かり、すぐに画像生成を始めることができますよ。
Bing Image Creator とは?
Bing Image Creator はプロンプトに入力した文章・言葉を元に、AIが画像を生成してくれるマイクロソフトがリリースしているシステムです。まずは以下にアクセスして「参加して作成」ボタンで、メールアドレスとパスワードを登録しちゃいましょう。誰でも無料でこの素晴らしいシステムを利用することができます。

使い方は、とっても優しくて簡単なのに驚くような画像を生成してくれます。加えて、細かく突き詰めたい場合にも、言葉を追加していけばキッチリ応えてくれます。
使用されているAIは、あの ChatGPT で名を馳せている OpenAI 社が開発した DALL·E(ダリ)という画像生成AIです。 ChatGPT の自然言語処理能力の高さからも想像できる通り、Bing Image Creator の言語理解能力と画像生成能力には驚くべきものがあります。
プロンプトってなに?
プロンプト(命令)は、Bing Image Creator の画像生成AIに、どのような画像を生成させるかを伝える文章・言葉です。入力する場所はたった1箇所です。ここに文章を入れるだけで画像が生成されるのです。でも、なんだか「プロンプト」なんて言われると、正直、難しそうに感じてしまう人もいますよね?
だけど、心配することはありません。むしろ文章や詩などを読んだり書いたり、想像することが好きな人なら、あと1時間後にはここでご覧になっているような画像を生成することがきます。画期的ですよね。
まずは思いっきりイマジネーションを膨らませて文章にしてみましょう。あなたが、思いついたイメージを「誰か」に伝えるとしたらどう説明しますか?そんなふうに考えるのがコツです。そう AI に伝えるのです。
プロンプトの基本的な書き方
Bing Image Creator に入力するプロンプトは、普通に日本語で書けば問題ないので、まずは作りたい画像のことだけに集中して、監督気分で楽しく考えながら書いてみましょう。※少し前までは日本語で書いて、英語に翻訳しなければいけませんでした。
下の「」の中の文章がプロンプトの一例です。
まず「眩しい夏の日差し」「海辺のカフェ」など、どの様な設定なのかを書いています。主人公の「白くま」が、どんな気持ちで何をしているかを書きました。カクテルを「嬉しそうに」見つめる設定ですが、これも詳しく「果物が入っている水色の炭酸カクテル」というように書いてあげます。このように情景、シーンを出来るだけ詳しく想像して書いてあげます。といっても、ほんのちょっとのショートストーリーです。これでベースはできました。
もっと仕上がりを良くするために
これに、下にある「プロンプトに加える言葉の例」から、写真であれば撮り方や雰囲気を付け加えてあげます。「斜め上から」で「映画のような画像」で「細かいディティール(高精細)」を、以下のように加えてみましょう。
これをコピーして Bing Image Creator のプロンプトにペーストし、「生成」ボタンを押せば、画像の生成がはじまります。そのときの状況によって(込み具合)に生成時間は異なりますが、ほとんどの場合は、しばらく待てば生成は終わります。※とても時間(待機時間)がかかりそうな場合は、しばらく時間をおいて試してみましょう。
そして、このように4枚のバリエーションで画像ができあがります。どうですか?イメージ通りでしょうか?この中から気に入ったものを選択して、表示された拡大画像(1,024×1,024ピクセル)をダウンロード(スマホの場合、長押しして保存)することができますよ。
もし、4枚の中に気に入ったものがなければ、そのままもう一度「生成」ボタンを押せば違う画像が生成されます。プロンプトのガチャですね。あるいはプロンプトの言葉を修正してみましょう。
たったこれだけの作業で素敵な画像が生成できる「Bing Image Creator」ってスゴイですよね。いろいろ試して、もっと思い通りの画像が生成できるように楽しみましょう!
★Bing Image Creator で可愛い空中都市をつくろう!アレンジしやすい定形プロンプトを書く。

★デザインで使おう!草花をあしらった、かわいい犬のデザインを、Bing Image Creator で生成してみる。

プロンプトに加える言葉の例
■撮り方 | |
ポートレート | スナップショット |
全身 | ワイドショット(広角) |
寄り(クローズアップ) | 斜め上から |
モーションブラー(ぶれ) | 浅い被写界深度(奥がボケ) |
■全体の仕上がり | |
映画のような画像 | 写真のような画像(フォトリアリスティック) |
インク描画 | 水彩画 |
デジタルアート | ファンタジー絵画 |
3DCG | アニメキャラクター |
■画質・品質 | |
高画質 | 高品質 |
細かいディティール(高精細) | ラフスケッチ |