日本橋の「日本国 道路元標」。都電が終わりを告げた、昭和の高度経済成長期を垣間見ます。

気になるスポット

「日本国 道路元標」のレプリカが設置されている「元標の広場」は、ちょうど道路を挟んで三越日本橋店の新館がある、日本橋の北側のたもとにあります。ここにあるレプリカの本物は、その「日本橋」の中央に埋め込まれています。日本各地に通じる主要な国道(街道)の起点を示しています。


写真の中央に写る「‪東京市道路‬元標」とある支柱は、かつて日本橋を走っていた都電「本通線(ほんどおりせん)」の架線柱として使われていたもので、都電廃止の翌年、1972年(昭和47年)の道路改修の際に移設されたものです。


都電(東京都電車) はかつて東京都内を縦横に走っていました。その路線の一つ、都電「本通線(ほんどおりせん)」は1882年(明治15年)に始まった「東京馬車鉄道」を起源に、1903年(明治36年)に開業した路線です。新橋から、銀座、京橋、日本橋、神田を通り、須田町にあったターミナルまでを走っていました。マスコミでは銀座線と呼ぶこともあったそうです。

時は、高度経済成長期。都内を縦横に走る路面電車は、1971年(昭和46年)に廃止され、その役割を終えました。


その「‪東京市道路‬元標」のレプリカは、日本橋を覆う、首都高速道路環状線に設置されています。日本橋の中央にあたる位置です。ここを通ったら、真下には日本橋があるということです。


日本橋の道路元標を起点とする国道は7本あります。

●東海道(国道1号)終点→大阪市
●日光街道/奥州街道(国道4号)終点→青森市
●水戸街道(国道6号)終点→仙台市
●千葉街道(国道14号)終点→千葉市
●旧東海道(国道15号)終点→横浜市
●中山道(国道17号)終点→新潟市
●甲州街道(国道20号)終点→長野県塩尻市

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道路元標から、そこまでの距離を示した里程標(りていひょう)があります。「粁」はキロメートルで、「米」がメートルで「千」がキロという漢字です。


地球規模なら小さい日本ですが、こうして見ると大きいと思います。北の札幌も南の鹿児島も遥か彼方です。遠い昔、この「遥か」を、歩いたり馬に跨り移動していたんですよね。

元標の広場
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1丁目-1

「日本橋」の麒麟と獅子

日本橋の歴史を知る。飛び立つ「麒麟」と、東京の守護「獅子」が鎮座しています。
日本橋が初めて架橋されたのは徳川家康が幕府を開いた1603年(慶長8年)と言われています。江戸幕府が架橋や保全の経費を負担する公儀橋(こうぎばし)です。東海道をはじめ主要な国道の始まりである起点を、日本橋川と日本橋の交差するこの場所にしました。

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