東京駅に隣接する八重洲地下街のセンタースポットという場所に「ポルチェリーノ」通称「幸運の仔豚像」と呼ばれる鼻がピカピカのブロンズ像があります。
ブロンズ像を解説するパネルやプレートにも書かれていますが、この像のモデルはイタリア フィレンツェのウフィツィ美術館第二館にある「猪」の大理石像を模刻したものだそうです。
そしてフィレンツェの市内には17世紀に活躍した彫刻家ピエトロ・タッカがつくったこの大理石像の彫刻が設置されていて「Porcellino(ポルチェリーノ:仔豚)」と呼ばれてきました。この仔豚像の鼻を撫でるとしあわせになるとの言い伝えがあり、皆んなが撫でて、このとおりピカピカです。もちろん僕も優しく撫でました。
このポルチェリーノ(仔豚ちゃん)って呼び名は「紅の豚」でも登場してます。ピッコロ社のお婆ちゃんたちがポルコ(豚)を、親しみを込めてそう呼んでます。それから「もののけ姫」の乙事主(おっことぬし)のモデルでもあるそうです。
このポルチェリーノのレプリカ像はプレートによれば、ハムやソーセージなどを作っている日本畜産工業株式会社の所蔵です。実はここ八重洲地下街だけでなく全国にレプリカが存在しています。
●京都府京都市 京都ホテルオークラ
●広島県尾道市 松本病院
●東京都中央区 ピジョン株式会社前
●兵庫県神戸市 ポルチェリーノカフェ
●兵庫県神戸市 うろこの家
●千葉県千葉市 ホテル・ザ・マンハッタン
イタリア フィレンツェに、ジブリのポルコや乙事主も思い浮かべながら、近くのポルチェリーノの鼻を撫でに行けば、なんかいいことあるかもしれませんね。
「幸運の仔豚像」八重洲地下街
〒104-0028 東京都中央区八重洲2丁目1 八重洲地下街北1号