悠々快泳(ゆうゆうかいえい)は東京メトロ銀座線「末広町駅」のパブリックアート。イルカの群れが気持ちよさそうに泳いでいます。

気になるスポット

秋葉原の中央通りの下を走る、東京メトロ銀座線。その「末広町駅」の上野・浅草方面行き2番線ホームには、2017年(平成29年)に設置された「悠々快泳(ゆうゆうかいえい)」という作品があります。

神田明神と、公益財団法人メトロ文化財団が協賛し、金属工芸家であり、東京藝術大学名誉教授でもある宮田亮平(みやたりょうへい)氏が制作したパブリックアートです。

シックで落ちついたイメージの末広町駅ホームに設置された作品は、たて約2.0m×よこ約3.3mもある陶板レリーフを背景に、イルカの群れが気持ちよさそうに泳いでいます。

銀座線が走り去り、人もまばらになった瞬間、見ている人は涼しげで爽やかなイルカの群れに、静かに吸い込まれていくような、心地よい気持ちになる作品です。古き伝統と新しい文化が共存する、ここ秋葉原エリアにある末広町駅を象徴するように、左下のレリーフは電子回路をモチーフにしています。微妙に揺らぐ藍色は、陶板ならではの温かさと深さがあります。

秋葉原の西側は神田明神下。この地域で盛大に行われる「神田祭」のお神輿が右上のレリーフになっています。

この陶板レリーフは、数々の制作実績を持つ「クレアーレ熱海ゆがわら工房」が、日本古来からの焼き物(陶器)の技法で制作しています。

かつて、新潟県佐渡の鋳金作家の三男だった亮平氏は、大学受験のために新潟に向かう連絡船の甲板から、船に添い、波に乗り、跳ねるイルカの群れを見て大変励まされたそうです。以来、作品には必ずと言っていいほどイルカが登場しています。

代表作としては「シュプリンゲン(Springen)」(飛翔)シリーズが有名で、この末広町駅「悠々快泳」もその一つ。

イルカをモチーフにした作品は他にも、日本橋から見上げた日本橋三越新館のエンブレムなど、東京のいくつかの場所で見ることができるので、巡って鑑賞するのもオススメです。

東京メトロ銀座線「末広町駅」
〒101-0021 東京都千代田区外神田4丁目7−3

東京駅の待ち合わせスポット「銀の鈴」と神田明神の「恵比寿様」

東京駅グランスタの待ち合わせ場所「銀の鈴」。作者は神田明神のえびす様と同じ、イルカが大好きな宮田亮平氏。
東京駅の「銀の鈴」には、神田明神の「えびす様」と同じようなメッセージが込められているのではないでしょうか。「銀の鈴」のイルカを見ながら、じっくり作品を鑑賞すれば、待ち合わせで誰かを待つ時間もあっという間かもしれませんよ。