シモツケ(下野)の花。花言葉が秘める父想いの中国少女、繍線(シュクセン)の物語とは?

花や植物

シモツケは5月中旬頃から、ピンク色の花を沢山咲かせるバラ科の植物です。花は小手毬にも似ています。下野国(しもつけのくに)は、現在の栃木県のかつての呼び名。最初に発見されたのが、下野国だったことから、この名になりました。

学名はSpiraea(スピラエア)で、ギリシャ語のspeira(螺旋や輪)が語源です。花言葉は「努力」「自由」「気まま」「整然とした愛」「無駄」「無益」です。

最後の2つの花言葉「無駄」「無益」がとても気になりますよね。これはシモツケの中国名「繍線菊(シュクセンギク)」にまつわる少女の伝説から来ています。

少女、繍線(シュクセン)の父は勇猛果敢な軍人でしたが、戦いを繰り広げる中、敵に捕らえられ投獄されてしまいます。繍線は父を奪還すべく男装し単身敵地に乗り込み、二年の時を経てようやく父の獄舎を探し出すのですが、時すでに遅く、父は亡くなっていたのです。

哀しみにくれながらも、繍線は父の墓標の傍に咲く花を手に、故郷へと帰ります。父への手向けと故郷の庭に植えたその花は、数年後に再び美しい花を咲かせたのです。人々は父想いの少女の名をとり、その花を「繍線菊(シュクセンギク)」と呼ぶようになったのです。

シモツケの気になる花言葉。少女が父を取り返せなかったことを「無駄」「無益」と取ることも出来ますが、そもそもの因果、“戦い”が無駄・無益だということならば、その意味は“争わない”と取れるのです。

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