日本橋三丁目交差点の「キリンの銅像」は、何故ここに?なぜキリン?その3つの理由。

気になるスポット

東京駅から東に伸びる八重洲通りと、中央通が交差する、日本橋三丁目交差点。そこにはオランダ人の航海士だったヤン・ヨーステンと日本との関係から始まった、オランダとの友好関係を永遠に誓う、平和都市宣言のモニュメント「平和の鐘」があります。

交差点の角にはもう一つ。見逃せない素敵な銅像が立っています。キリンの銅像です。

この銅像をふもとに置くビルは、今はスターツコーポレーション株式会社の本社ですが、元々は漢方薬や、あのバスクリンで有名な(株)ツムラのビルでした。

1952年(昭和27年)に「中将湯ビル」という名で地上8階建で落成しました。当時の社名は知る人ぞ知る「津村順天堂」です。1988(昭和63年)には今のビルに建て替えられ、翌1989年4月に高さ6m25cmのキリンの銅像が設置されました。作者は鍛金彫刻家の安藤泉氏です。

なぜ、こんなに大きなキリンの銅像をここに設置したのか?その大きな理由は3つあります。一つは、1976年に津村順天堂の漢方薬が保険医薬品に認定され、テレビCMによってバスクリンが成功するなど業績が好調だったことです。

二つ目は、このキリンが王冠を被っているように、キリンは漢方の王様と言われていたこと。三つ目は、このビルの吹き抜けの天井を王冠にある照明器具で照らすために高さが必要だったことです。

ツムラは2006年3月まで、このキリンの主人(あるじ)でしたが、社屋を他に移してしまったので、いまはスターツが主人となって今に至ります。「このキリンの銅像は一体何なんだろう?」なんて思いながら往来する人も多いのではないでしょうか。

表情や佇まいが、とても穏やかに見える大きなキリンの銅像。日本橋の麒麟も素晴らしいですが、このキリンも見応えがありますね。

キリンの銅像
‪〒103-0027‬東京都中央区日本橋 3丁目4-10スターツ八重洲中央ビル

すぐ近くの「平和の鐘」

日本橋三丁目交差点「平和の鐘」のカリヨンが奏でるのは、ヤン・ヨーステンと八重洲の歴史。それは平和都市宣言のモニュメントでした。
八重洲通りが、日本橋を渡る中央通りと交差する、日本橋三丁目交差点の手前の中央分離帯に「平和の鐘」はあります。昔から続くオランダとの友好が永久に続くことを願い、1989年4月(平成元年)日蘭修好380年を記念し作られたモニュメントです。