秋葉原名物、こてんぐ「おでん缶」は、よく出来た美味しい缶詰。今では非常食・保存食としても脚光を浴びています。

おやつ・お土産

こてんぐ「おでん缶」は、秋葉原の「チチブデンキ(チチブ電機株式会社)」が、1990年代に自動販売機で販売を始めて“秋葉原名物”になった、“おでんの缶詰”です。

毎年、冬になると自動販売機の売上が落ちることに対応するため、当時、飲食店がそれほどなかった秋葉原の自動販売機で“おでん缶”を販売してみたのが始まりです。それは狙い通り大受けして、相当な数が売れたそうです。

時は流れ、沢山の飲食店も進出し、“電気街”秋葉原は、様々なカルチャーが入り混じった街に変貌しました。チチブデンキは2015年(平成27年)、実店舗での営業を終了し、ネットでの営業のみとなりました。でも、ビルそのものと、1階の自動販売機での「おでん缶」は今でも健在です。(2018年12月現在)

元チチブデンキの1階の自販機では、“あったか~い”のと“つめた~い”のを選べるので、冷たい「がんも大根入り」と「牛すじ大根入り」の2種類を買ってきました。プルトップ缶を開栓して、お皿に開けて電子レンジでチンします。

がんも大根入り

こんにゃく、結びこんにゃく、大根、うずら卵、ちくわ、さつま揚げ、がんもどき、缶の中には、なんと計7品が入ってます。こんにゃくに刺してある串を使えば、箸が要らないという設計です。

カツオと昆布ダシを良く効かせたつゆで、どのタネも味が良く染みています。缶詰のおでんにしては上等。美味しく仕上がってます。この前の代の製品と比較すると、「2個入っていてもいいかなぁ。」という理由で、うずらが1個から2個に、さつま揚げは「2つも要らないかなぁ。」という理由で1つになっています。

牛すじ大根入り

牛すじ、こんにゃく、結びこんにゃく、ちくわ、さつま揚げ、大根、うずら卵、の計7品。ん?うずら卵は2つ入りのはずなんですが…4つも入ってました。アタリって言うことですかね?(笑)嬉しいです。

こちらのつゆは、牛すじに合うように甘めになっています。大根も牛すじも柔らかく美味しいです。

こてんぐ「おでん缶」は、名古屋の金山に本社のある、創業1923年(大正12年)の“天狗缶詰株式会社”の商品です。社名は創業者の伊藤徳次郎氏の鼻が高かったからだそう。本業は、業務用の給食用缶詰や、レトルト食品の取り扱いだけあって、完成度の高い訳です。

最近では、この“おでん缶”は、単なる流行りや、お土産というだけでなく、非常食・保存食としての条件を備えているので、脚光を浴びています。その条件は…

1)簡単に開栓できる。
2)箸が要らない。
3)常温でも美味しく食べられる。
4)賞味期限は製造日から3年間。
※非常食・保存食用は5年

秋葉原名物として名前を世に知らしめ、今では非常食や保存食としても脚光を浴びている、こてんぐ「おでん缶」。よく出来た美味しい缶詰です。