愛犬ルーク。脊髄梗塞からの復活(後編)- 神経の麻痺は、動かして筋肉を付けなきゃダメ。ここからリハビリです。

ワンちゃん


ルークの命。医療や介護、リハビリ、保険など色々と考えさせられる出来事でした。なによりルークの生きようとする姿に頭の下がる想い。と同時に、言葉では言い表すことが難しい大事なことを教えてもらったと思うのです。

救急も含め24時間、獣医師の要請を受けて対応する大事な施設を知りました。

恐る恐る、先生からカテーテルの使い方を教えてもらいましたが、明日から朝晩キチンと処置してあげられるか一抹の不安を抱きながら、キャミックに向かいます。

MRIやCTなどの機器は高額で場所も必要です。キャミックは沢山の獣医さんが共有で使用できる大事な施設です。それから、動物の保険。ペット保険に入っていたので、このような高額な医療も安心して利用できることは、大事なことだと思いました。


キャミックで検査にあたるのも獣医さんです。MRI検査の説明を受けてルークを預けます。数時間かかるので、外に出て街中で昼食とったり、ブラブラして終わりを待ちました。指定の時間がやってきました。検査を終えたルークは、麻酔から目覚めて待ってました。

「長い一日だったね。一緒に帰ろう。」

右手を青と白のストライプの包帯で巻かれて伏せしてました。造影剤か麻酔の跡かな?担当医から画像を見ながらの説明がありました。そう、やはり脊髄梗塞でした。それと「ルークくん、麻酔から目覚めて、お迎えが来るよ?って言ってから、ずっと鳴いてましたよ。」とも。

キャミックを出て、ルークをクルマの指定席へのせて家へ帰ります。もう外は真っ暗です。運転席から振り返ると、今朝打ってもらった注射が効いているのか、シッカリした眼光でこちらを見返してます。家に帰れるんだね?って言ってるかのようです。もし自分だったら…

怖いよね。

キチンとオシッコを抜いてあげる事の大事さを痛感するのでした。

翌日から、朝晩カテーテルを使って横たわるルークのおしっこを抜いてあげます。一回で洗面器に半分ほどの量。処置が終わると、明らかにルークの表情が変わります。すごく楽になるのだと思います。これがいつまで続くのかは、その時はわかりませんでした。

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そうやって3〜4日でたったしょうか。麻痺は明らかにありますが左後ろ足を引きずりながらも、前足をメインに使いどうにか歩くようになっていったのです。そして、MRIの画像を先生に持っていく前日の金曜日…。

小さな身体は、どうしても生きたいチカラでいっぱいです。


ルークは玄関までズリズリ移動して何度も振り返ります。外に行きたいのかもしれません。「ルーク〜?ちっち?」

行くというそぶりです。大丈夫なのか不安もありましたが、ハーネスとリードを付け、抱いて玄関の前に降ろしました。

生きたい!ってチカラ?何処から湧くのか、ほぼ前足と右後ろ足の力ですがグイッグイッっと引っ張ります。10mぐらい進んだ所で、頼りない感じですがオシッコをしました。麻痺が軽減してる証拠です。カテーテルも終わりです。ただ、引きずってる左後ろ足は怪我しそうです。

ヘルニアは絶対安静。神経の麻痺は逆に動かさないとダメ。ここからリハビリです。

MRI画像を持って2回目の病院へ。最初と同じように、先生は笑顔で「ルーク〜?」と両手で頰を触ってから診察です。MRI画像を見て「うん。やっぱりそうだね。」脊髄梗塞との診断に誤りがないことを確認し…

「ヘルニアは絶対安静。神経の麻痺は逆に動かさないとダメ。」

昨日、外を歩かせたことを告げると…「いいねぇ。ここからはリハビリ。ルークの左後ろ足には麻痺が残るから筋肉で支えていくんだよ。しっかりマッサージして歩かせて。」引きずって怪我しそうとの相談には「帰りに西松屋に寄って赤ちゃん用の靴下買って。」とのお答えでした。

麻痺は残るので、しっかり歩かせ筋肉で身体を支えるリハビリを数ヶ月。


これから毎週、先生からもういいよ。と言ってもらうまで通院です。ウチには子供がいないので西松屋は初めてでしたが、カエルやクマの柄の可愛い赤ちゃん用の靴下を幾つか買って帰りました。散歩の時に左後ろ足に履かせるためです。

それからは、ルークは靴下をいくつも換えながらリハビリ散歩に励む毎日でした。走るとウサギ跳びになって筋力アップにならないので、しっかりと歩かせるのが良いそうです。毎週土曜日に先生に麻痺、筋肉、歩きかたなどをみてもらいます。

数ヶ月後…。もう来なくてもいいよ。ルーク〜?じゃあね。先生が笑顔で言いました。

先生から「もう来なくてもいいよ。ルーク〜?じゃあね。」そこからは地元の主治医にバトンタッチです。以来、ルークは元気に過ごして、もう10才。一つだけ分からないことは、この件以来、家の中で、ちっちぷっぷは絶対にしなくなったこと…(笑)

今思えば、聞き分けよく、黙って頑張ってました。これからもルークを大切にしていきます。


お読みいただきありがとうございました。誰かの何かの参考にでもなれば良いなと思いまとめました。

前編を読む》

愛犬ルーク。脊髄梗塞からの復活(前編)- ヘルニアとは逆の治療が必要。初期診断がとても重要です。
小さい頃に脊髄梗塞で下半身付随になり、命が危うい時期がありました。この記事は、そんなルークがその時どうしたのかを綴っています。誰かの何かのヒントになったり参考になればと思います。

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