愛犬は「しゃべる」し「笑う」。それは、僕や貴方が話しかけて彼らを想えば想うほど。

ワンちゃん

犬はしゃべるの?笑うの?この問いにはある意味においてイエスと言っていいでしょう。しゃべると言っても、人間の言葉をしゃべるわけじゃないし、笑うと言っても、必ずしもいつも口を開け、口角を上げて笑うわけじゃありません。でも犬は「しゃべる」し「笑う」のは確かだと感じてる飼い主さんは多いと思います。

長年一緒に生活していく中で、犬はどんどんしゃべるようになります。ある時、家内が我が家の愛犬ルークとのコミュニケーションについて興味深く大事なことを言いました。

『ルークには、何でも話すよ。理解出来るとかできないは関係なくね。そうするとルークも自分なりの表現で話す(声を発する)から、またそれを聞いて相づちを打ってあげるの。』と。

「言葉」をしゃべるかどうかなんて、じゃあ人間は犬の世界の言葉がわかるのか?と言われれば分からないのです。でも、愛犬に何でも話しかけてあげて、それに対して発した声を聞き「そうなの?そうなんだ。」とか「うんうん。」と言うコミュニケーションをとって理解しようとしていると、彼らは、聞いてくれることがわかるので、身振り手振り、カラダのあらゆる部分も併せて使いながら、様々な種類の声を発するようになります。

嬉しくて「笑っている」のかな?ちょっと寂しい?お腹空いたね。もう起きようか・寝ようか…。相手がどんな気持ち・コンディションなのか想ってあげれば、全部は無理でも分かり合えますよね。

例えば人間同士だったとして、身振り手振りと声(言葉でなく)だけでコミュニケーションしたらどうなるでしょうか。かなりの意思疎通が可能だと考える人は多いんじゃないでしょうか?

もちろん「明日の車の点検が13時からだけど、オイルは交換してもらう?」とか「白菜が冷蔵庫にけっこう余ってるから、今夜は鍋にしよう。」とかではなく、生きることにおいて根本的な部分は共有できると言う意味ですが。

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一部には「犬は人間とは異なる動物なので、人間になぞらえて考えたり扱ったりしてはいけません。」ていうような、古臭く、もはや間違いじゃないか?って言う主張もありますが、近年では、まったく逆の研究結果、レポートなどが報告されています。中でも僕が共感でき素晴らしいと思ったのは、テレビで見た2014年のTED(テド)カンファレンスの一つのプレゼンテーションです。

TED(Technology Entertainment Design)はアメリカニューヨーク市に本部がある非営利団体で、カナダバンクーバーで毎年大規模な世界的カンファレンスを開催しています。それは動物たちの心の病などを研究しているローレル・ブレイトマン博士の考え方でした。

元気が無い犬や猫たちから学び、理解するために彼女が気づき、とった行動。人間と動物達がどうコミュニケーションしていくべきなのかの未来を見た気がします。彼女は、人間同士だって、どんなに親しくても相手の考えてることを分かろうとするためには想像するしかない事を説きます。

人間は人間としてしか想像できません。だから、相手が動物だったとしても、人間になぞらえて(良い意味での擬人化)想像して理解してあげようとするしか無いでしょ?と言っているのです。間違った擬人化の例として、犬に服を着せて結婚式をするという話しがありましたが(笑)

それからもう一つ。猿が猫を育てたり、犬が鹿を育てるとか、ブタと牛が友達になったりというお話についても。昔なら、単純に良いお話とか、情に訴えるお話でおしまいなのですが、この異なる動物同士の間では、オキシトシン(別名、絆ホルモン)が放出されています。

凄く好きな相手がそばにいる時に放出されるホルモンです。不安や恐怖も克服する安心・幸せホルモンともとれます。そう、私たち人間と犬との絆でも、お互いにオキシトシンが放出されるという事実です。

だから、私たちが犬に話しかけて、私たちなりに相手を想像してあげることは、犬達にとっても私たちにとっても幸せな事なんです。ローレル・ブレイトマン博士がプレゼンテーションの最後に語った『愛している動物にできる最高のことは擬人化することかもしれません。』の大事な意味。それは…

『ルークには、何でも話すよ。理解出来るとかできないは関係なくね。そうするとルークも自分なりの表現で話す(声を発する)から、またそれを聞いて相づちを打ってあげるの。』

沢山、話しかけて想像してあげたら、彼らは「しゃべる」し「笑う」のです。