昔懐かしいガラス瓶に入った、ハタ鉱泉の「びんラムネ」。ビー玉の栓を抜く瞬間が楽しいです。

おやつ・お土産

昔懐かしいガラス瓶に入ったラムネ。近所のドラッグストアの一角で、6本パックのラムネが538円(税込)で売られていました。ノスタルジックなデザインのパッケージに誘われて思わず買ってしまいました。


いまどきガラス瓶にビー玉の入った、昔ながらのラムネが手に入るとは思ってもみませんでした。6本もあると結構な重さ。ペットボトル全盛の今、ぶら下げてみれば「瓶ってこんな重さだったよなぁ。」と、記憶が蘇ります。

このガラス瓶のラムネを作っているのは、1946年(昭和21年)創業の、大阪のハタ鉱泉株式会社です。ラムネの生産量で全国50~60%のシェアを誇る清涼飲料水メーカーです。

ラムネ製造業者は1950年頃の全盛期には全国に1700社以上ありましたが、今では100社ほどになっているようです。


ビー玉で栓をする瓶詰めは「コッド瓶」と言います。ラムネ瓶の中程にビー玉が落ちているところにシロップを入れたら、そこに炭酸水を注入しながら急激に瓶を逆さまにするのです。そうすると炭酸ガスの圧力でビー玉が口に圧着し、栓がされるのです。

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これは、イギリスのコッドという人が考案したもので、その特許が切れた1888年(明治21年)に、大阪の徳永玉吉氏が、日本で始めてこの方式のラムネ瓶を作りました。「ハタ鉱泉」のラムネは今でもこの方法で製造されています。


開栓は、瓶の先に付いているピンクのパーツを使ってビー玉を落とします。リングを外したピン(玉押し)を、軽く瓶の口に押し込みます。ラムネが吹き出さないように、炭酸ガスが落ち着くまでピンは強く押さえておきましょう。

日本のラムネの歴史

日本の「ラムネ」の歴史は、アメリカのペリー提督が黒船に乗り、浦賀に来航した1853年(嘉永6年)にまでさかのぼります。艦上で交渉する江戸幕府の役人に“炭酸入りレモネード”(ラムネ)を振る舞ったのが始まりです。

その時のラムネは、炭酸のガス圧で中身が吹き出さないように、コルク栓を針金で縛っていました。それを開栓する時の「ポンっ!」という音を、幕府の役人は新型の銃のものと勘違いし、すかさず腰の刀に手を当てたという逸話も残っています。


まだ“コッド瓶”は登場していませんが、1872年(明治5年)5月4日、千葉勝五郎氏が東京でラムネの製造販売を始めました。これが、日本のラムネの始まりです。なので5月4日は「ラムネの日」になっています。

ちなみに「ラムネ」を含む、いくつかの飲み物は「分野調整法」という大企業と中小企業が共存していくための法律によって、中小企業しか製造することが許されていません。

こんな歴史と風情ある、日本のガラス瓶のラムネを、いつまでも残してもらえたら嬉しいですね。暑い夏の昼間、お祭りや花火大会、風呂上がりの縁側…。沢山の記憶のそばに、それはありました。

キンキンの氷水に浸かる“ラムネ瓶”。
汗が頬を伝った、あの暑い夏の日。
眩しいソラに向けて飲み干す炭酸。
程なくビー玉はカランカラン♫

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