小手毬(コデマリ)は、晩春に乱舞し枝垂れる花。久保田万太郎が生涯最後に一句、詠んでいます。

花や植物

小手毬(コデマリ)は、江戸時代に日本に渡来した中国中南部原産のバラ科シモツケ属の植物です。高さは1.5〜2メートルほどに育ち、毎年4月下旬から5月初旬に、名前の由来どおり“小さな手毬”のような可愛い花をワサワサと咲かせるのを楽しみに待っている人も多いのではないでしょうか。


別名で鈴掛(スズカケ)、手毬花(テマリバナ)とも呼ばれるその花は、一足先に咲いていた、同じバラ科シモツケ属の雪柳(ユキヤナギ)と同じ様に、細い枝に、沢山の白い手毬を咲かせ枝垂れさせます。

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花言葉は「優雅」「上品」です。遠目に見ても、目を凝らして見ても、その気品溢れる花の様からして納得の花言葉。枝垂れる枝の小手毬を俳句で詠んだ俳人がいます。

「小でまりの花に風いで来りけり」

生涯8,100句を詠んだと言われる、久保田万太郎(くぼた まんたろう)の句です。枝垂れる枝に、咲き乱れた小手毬が揺れるさまで、晩春に吹き込む緩やかで心地よい風を描いているように感じられます。

久保田万太郎は、1889年(明治22年)に浅草に生まれ、大正、昭和に活躍した俳人であり、小説家、劇作家です。江戸っ子として生涯にわたり変わりゆく下町の風情を詠みました。


1963年(昭和38年)5月6日、万太郎は梅原龍三郎画伯邸で会食の席で、食べ物が喉に詰まり窒息死してしまうのです。享年73歳。小手毬の句は万太郎最後の句となり没後、久保田万太郎句集後「こでまり抄」が出版されました。

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