鶏むね肉や、ササミなどを茹でるとどうしても肉が固くなったりパサツイたりしがちです。これを特別に何かを使うことなく、茹で方一つで解決します。生でも冷凍を解凍した鶏むね肉、ササミでも同じ方法でしっとりと、柔らかく茹でることができますよ。
ここでは、冷凍を解凍した鶏むね肉を使います。鍋にたっぷりの水をはり、そこに鶏むね肉を入れて中火程度で加熱していってください。ポコポコと沸騰し始めたらもう火を止めて、完全に冷めるまで放置します。夏場であればおそらくこれでOK！。冬場なら沸騰している時間をわずかに長めにし、火を止めたら鍋に蓋をするなどのちょっとした調整は必要です。
完全に冷ましたら肉を取り出し、薄くスライスしてみます。写真のように火が通っていれば大成功です。沸騰してから冷めるまでの間にゆっくりと鶏肉に火を通していくので、パサツクこと無く、しっとりと柔らかく仕上がるのです。ササミでも同じで、こうした工程で調理した棒々鶏は、普通に茹で上げたモノとはレベルが違うのでぜひお試しを。
このむね肉のスライスはエバラすき焼きのタレに漬けて30分ほど冷蔵庫で冷まし、そこにガーリックたっぷり桃屋の食べるラー油をかけていただきました。濃いめの味付けでも脂分がない鶏むね肉を、しっとりサッパリ、柔らかく食べられる良いおつまみになります。
鶏もも肉もジューシーで美味しいですが、脂身の少ないむね肉やササミを使ったさっぱりメニューを考えているなら、こうやって茹でましょう。
