秋葉原「松楽」の肉厚ワンタン麺で味わう東京ラーメンは、横浜で昭和8年に創業した屋台の味を引き継いでいます。

ごはん

秋葉原の中央通りは、この街のメインストリートです。かつて電気街と呼ばれ、通りを挟んで向かい合うのは電器店だらけでした。それは時代の流れとともに足早に、アニメやゲームなどのサブカルチャーの街に、すっかり様変わりしています。


その中に、まるでそこだけ時間を止めたかのような、ラーメン「松楽(しょうらく)」がポツンとあります。この店で食べられるラーメンは、巷で言われる“ノスタルジックラーメン(ノスラー)”。しかも、かなり古くからある、東京ラーメンの流れをくんでいます。


通りの向こうに、周りの雰囲気にうずもれそうな2階建ての「ラーメン」と掲げられた店があります。わかりますか?もし目の前を歩いていたら通り過ぎてしまいそうな、この狭小店こそ、ラーメン「松楽」です。


もともと「松楽」は、戦前の1933年(昭和8年)、横浜で屋台ラーメンとして創業しています。その後、秋葉原に「中華 松楽」として店を開き、2004年(平成16年)に、お店を改装し「肉厚ワンタン麺」を主力に、ラーメン「松楽」として営業している老舗です。


ラーメン、ワンタンメン、チャーシューメンが基本の至ってシンプルなメニューが並ぶ券売機。迷うことなく、メインとして謳われている「ワンタンメン」を選択します。昔ながらの東京ラーメンの味わいを楽しみつつ“肉厚ワンタン”にも期待です。

お店の間口から想像するとおり、店内は手前から奥まで1つのカウンターが続き、その先に厨房があるスタイルです。音楽は流れていますが、外の喧騒からは想像できないほど静かで落ち着いた店内です。


使い込まれたラーメン鉢で出された「肉厚ワンタン麺」です。期待通りの見た目です。鶏ガラ醤油スープに、中細麺、チャーシュー、ワンタンに、メンマと刻み長ネギとシンプルなラーメンです。鶏ガラ醤油スープを一口すすれば、いつか何処かで飲んだことのある懐かしい味わい。

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カンスイを多めに使った、黄色い麺。食べた瞬間に感じる、この喉越しや食感は、まさしく屋台などで食べた記憶のある“東京ラーメン”そのものです。

ぼちぼち
ぼちぼち

カンスイは、麺を作る時に小麦粉に混ぜる、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどが主成分のアルカリ性の水で、麺に独特のコシや、黄色い色味、伸ばしやすさを与える中華麺には欠かせない添加物。1700年以上前に中国のカン湖で湧出す水で小麦粉を練ったのがはじまりです。


お店の雰囲気も手伝って、ノスタルジックな気分になってきます。ラーメンとして完成度が高いとか、旨いというのとは違うモノサシで感じる“美味しさ”です。その場合は、こういう感じが美味しさの基準です。

ぼちぼち
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ちなみに、博多ラーメンなどは、カンスイ少なめで、白くてスッキリした癖のない麺、札幌ラーメンなどは、カンスイ多目で、黄色くモチモチの縮れ麺。東京ラーメンはその中間ぐらいのカンスイを使った麺が一般的です。

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お肉がたっぷりの、食べごたえのあるワンタン。楽しむのに充分な数が入っているのも嬉しいです。このワンタン麺、決して少ない量ではないのですが、麺、ワンタン、スープ、チャーシュー…と、楽しんでいたら、あっという間に無くなってしまいました。

松楽のラーメンは、昭和8年から受け継がれてきた屋台の味。もう数少ない本当のノスタルジック東京ラーメン。アキバで一度食べておくのもいいかもしれません。

ワンタン麺「松楽」
〒101-0021 東京都千代田区外神田1丁目11−9

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