日本橋「お多幸 本店」の創業は大正12年。行列ができる“おでん”の老舗の名物メニュー「とうめし」とは?

ごはん

日本橋「お多幸 本店」は、関東大震災のあった1923年(大正12年)に「太田幸」という方が創業した“おでん”の老舗です。店名は創業者の名と「皆様に幸多かれ。」との願いから命名されました。その美味しさと人気で、1948年(昭和23年)には銀座5丁目に店を出します。


2002年(平成14年)には、お店を今の日本橋に移し、昔から変わらない美味しい“おでん”を作り続けています。なんでも日本橋に移転の際には、ずっと継ぎ足してきた秘伝の出汁を守るために、それを、まぐろ屋さんにお願いして冷凍保存してもらったそうです。

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ちなみに、この「お多幸」の屋号で“おでん”を提供している違う経営のお店がいくつかありますが、それらは、この日本橋「お多幸 本店」からの暖簾分けか、何らかの繋がりがあるようです。


このお店の“おでん”が美味しいのは勿論ですが、一度は食べておきたいのが、「とうめし」という名物メニューです。お昼は午前11半頃から午後1時ぐらいまでいつも行列が出来ています。ほとんどのお客さんのお目当てが、この「とうめし」というぐらいの人気です。


「とうめし」定食です。とうめしに、おでん大根の端物と煮タマゴ、大根サラダに、シジミの味噌汁、つぼ漬けにネギという布陣で670円(2018年1月時点)という、老舗らしからぬ優しいお値段です。


醤油で炊いた茶めしの真ん中を少しくぼませ、秘伝のおでん出汁でじっくり煮込みシミシミになった豆腐を乗せて、さらにおでん出汁をかけてある逸品、とうめし。まかない飯とも、お客さんの注文から生まれたとも。


木綿豆腐の水を切り、さっと焼いた後に、カツオ、日高昆布、醤油、たっぷりの砂糖の濃い目のツユが、豆腐にしっかり染み込みフワッフワの食感。茶めしをかき込ませます。カラシ、七味、刻みネギで味の変化を楽しみましょう。


お多幸でも人気の大根。大根の仕込みに半日を掛けているだけに、端物とはいえその旨さに変わりはありません。煮タマゴも染みて染みて、美味しいです。これも、お好みでカラシか七味を。


この“とうめし”を、夜にはお酒の〆にわざわを食べに来るお客さんもいるそうです。お昼どきには、皆んなが思い思いに、とうめしをかき込む老舗の“おでん”屋さん。まさに「お多幸」の原点ではないでしょうか。

日本橋 お多幸本店
〒103-0027 東京都中央区日本橋2丁目2−3 お多幸ビル

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