「ラ・ブランジュリ・キィニョン」の上質なスコーンとパン。その優しさと美味しさは素敵です。

てづくりパンとスコーンのお店、ラ・ブランジュリ「キィニョン（Quignon）」は、スコーンが一推しの、東京国分寺に本店のあるパン屋さんです。

とにかく、その品のある可愛らしさとセンス、美味しさには感心しています。上野駅の駅ナカ「エキュート上野」にもお店があるので、スコーンとパンを買って帰ります。

店名の“キィニョン”とは、パンの端っこ・良く焼けた部分・一欠片のこと。そういう部分が好きなシェフが作り焼くパンは、小麦粉香る甘いパンになる。そんなパンを食べてもらいたいという思いが込められているそうです。

スコーンは単品で買うことも出来ますが、ここは上野駅。せっかくなのでパンダと、動物たちに囲まれたキィニョンのイラストがあしらわれた、可愛いボックス「スコーン手土産セット」1,080円（税込：2019年4月時点）を買います。

ボックスの反対側は、パンダのデザインになっています。上野のいい手土産にもなりますね。

お店では、常時ある定番の、プレーン、紅茶、マーブルチョコ、メープルの4種類と、その時期ならでは4種類、計8種類のスコーンが作られています。

この手土産セットには、この時は、プレーン、紅茶、マーブルチョコ、ベリーベリーピスタチオ、オレンジとチョコの5種類が入っています。

●プレーン
キィニョンのスコーンは、バターを一切使わず、北海道産生乳を使った生クリームをたっぷりと使います。優しく風味豊かで、しっとりフワっとしたスコーンに仕上がっています。

それでいて、スコーンならではの、食感や食べ応えもしっかり。これは、チキンやソーセージなんかと相性抜群だと思います。一緒に食べるために買い求めたいですね。

●紅茶
割った時、かじった時の紅茶の香りが、とても心地よいスコーンです。この香りは癖になりますよ。

そのまま食べでも美味しいのですが、温めた方がより一層美味しいのは、箱に書かれているとおり。ここは一手間、上下をアルミホイルでおおってオーブントースターで温めましょう。

●マーブルチョコ
甘すぎない、ちょっとビターなチョコと、生クリームで作られたスコーンが口の中で出会って、クリーミーなミルクチョコのような味わいを魅せます。誰もが文句無しに美味しいと感じる完成度です。

●ベリーベリーピスタチオ
ベリーの酸味に、ピスタチオのコクが満足感あるスコーン。モックリした感じは、食べ応えあるフルーツケーキのよう。紅茶やコーヒー、そう、カフェオレと合わせたい感じです。

キィニョンのスコーンは、常温でも3日間もちますが、冷凍すれば一カ月程度は保存できるのも嬉しいですね。

●オレンジとチョコ
マーマレードが好きな人には、間違いないスコーン。オレンジピールの独特の香り、風味に、チョコレートはベストマッチです。想像以上に軽く爽やかな感覚は、定番スコーンに加えて欲しい完成度。

パンがまた秀逸な美味しさ♫

キィニョン一推しのスコーンが美味しいのは、紛れもない事実ですが、パンもまたかなり美味しい。あれこれ足していった美味しさもありますが、引いていって素材や製法にこだわったら、パンはこんなに美味しくなるんだって、キィニョンのパンを食べると気付かされます。

●焼きそばパン
ホットドッグのように焼きそばが挟んであるタイプではなく、丸い小ぶりなパンの中に焼きそばが入っています。焼きそばはソース控えめで、パンの美味しさもちゃんと活かしたバランスいい味付けです。

小さめなので、あれこれ楽しみたい人にはちょうどいいです。パンの天辺のマヨネーズや、紅生姜が効いてます。

●焼きカレーパン
揚げてないカレーパンですが、パン粉がまぶしてあって、外側のクリスピー感はしっかりあります。

優しくマイルドなカレー。これもキィニョンらしい美味しさに仕上がっていると思います。とにかくバランスが良いんです。

●大人のコロネ
ベルギー「ベルコラーデ社」のカカオ分60%チョコレートと生クリームで作られた、甘さ控えめなチョコレートクリームが特徴のコロネ。ちょっぴりビターでヘビーなチョコクリームは、まさに“大人のコロネ”です。こんなに美味しいチョコレートコロネがあったんですねぇ。保存料を使っていないので、高温多湿な7〜8月と夏場は販売していません。