ノビル(野蒜)は、ヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属の多年草。春先に土手、田んぼの畦道、原っぱなどに生える野草です。細長い葉を引っこ抜いた小さなラッキョウみたいな根は、昔から食用とされてきました。そんなノビルは5〜6月ごろに、不思議なムカゴ(珠芽)を付けながら可憐な花を咲かせます。
それまでは、長さにして20cmほどの細いネギの様な短い葉をただ伸ばしているんですが、花を咲かせるその時は高さ50〜60cmの茎をぐんと1本伸ばし、そのてっぺんに花全体の直径が2〜3cmほどの花を咲かせます。初めて目にしたらちょっと不思議に見えるのは、可憐な花と一緒に付けている小さい球根のようなものはムカゴ(珠芽)。
ちなみに、ムカゴとは良く耳にするものと同じもの(植物の仕組み)ですが、あれは山芋の「ムカゴ(珠芽)」で、そもそも植物の名前では無いんですね。もちろんノビルのムカゴも食べることができます。ノビルのムカゴは咲いた花がやがてムカゴになったり、はじめからムカゴになったりするものもあったりするそうです。そのムカゴがパラパラと地面に散らばって繁殖します。田んぼの畦道のノビルの花が、花からムカゴにならずに、直接ムカゴになるのは早くに刈られてしまうことを避けるためとも言われています。生物は賢いですね。
野蒜の「蒜(ひる)」はニンニクの古い呼び名。ネギ属ということもあり、それはニラやニンニクの様な風味があり滋養強壮にも良いとされているのです。それが由縁で花言葉には「タフなあなたのことが好き」というものがあるようです。他には「胸の高まり」「よろこび」などポジティブな花言葉がつけられています。
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