梅雨より、夏の青空が似合うアガパンサス(Agapanthus)。淡いブルーの端正な花は「知的な装い」「ラブレター」などの花言葉を持っています。

花や植物

梅雨の始まりごろに咲き始めるアガパンサス(Agapanthus)は、南アフリカ原産の丈夫な多年草です。花は6月から8月まで咲き、梅雨のイメージも強いのですが、その淡いブルーの花が夏の青空に向かう姿のほうが、より印象的で美しいです。

名前はギリシャ語のagape(愛)とanthos(花)を組み合わせた言葉です。葉が君子蘭に似ていることから「紫君子蘭(むらさきくんしらん)」とも呼ばれます。日本には明治時代中期に渡来し、その園芸品種は300種以上に及びます。

ラッパのような花を放射状に咲かせる姿がユニークですが、近寄って花を見てみれば、それはユリの花によく似ていることが分かります。少し透明感があるつややかな花は、濃淡のある淡い青色や紫色をしていて、端正でとても美しいです。

アガパンサスは、その名が「愛の花」というぐらいですから、「恋の季節」「恋の訪れ」「ラブレター」などの花言葉を持っています。他には「知的な装い」など、その花色や端正な姿から連想される花言葉も持っています。