東華軒「あぶらぼうず伝説」は、小田原城下の“おしつけ”。甘く脂ののった美味しい魚の駅弁です。

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「あぶらぼうず伝説」は小田原の“東華軒(とうかけん)”が作っている駅弁です。“あぶらぼうず”とは、秋から冬が旬の、甘い脂がのった白身が美味しい深海魚です。冷たく深い海に生息しているので、なんと身体の約40%が脂肪分。名前の通りの魚です。


小田原では昔から“あぶらぼうず”が漁獲されていて、ことに小田原城下では別名『オシツケ』とも呼ばれ親しまれてきました。茶飯の上に乗る、その脂ののったアブラボウズの味噌ゆう庵焼は、なかなか口にする機会が無い魚ということもありますが、ちょっと驚きの美味しさです。


“オシツケ”という別名は、弁当の箱にも書かれているとおり、諸説ありますが、お殿様がその見た目と脂の多さを疑い、女中に毒味を『押し付け』たからと言われています。毒味どころか、逆にとても“美味”であることを、計り知るような由来ですね。


完全に“あぶらぼうず”が主役であることを示すように、脇を固めるのは、錦糸卵、ひじき煮と枝豆、大根塩漬、梅干し、キクラゲと昆布の佃煮、みぶ菜とわさびの醤油漬、酢蓮根、生姜と、その甘い脂をさっぱりさせ、引き立たせてくれるような品々ばかり。よく考えられています。

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この、駅弁を作った“東華軒”は、地元で旅館業を営む飯沼ヒデさんが、1888年(明治21年)に、国府津(こうづ)駅構内で竹皮に包んだおにぎりを販売したことに始まりました。JR東日本とJR東海のちょうど境界駅の国府津駅で販売された、この“おにぎり”が東海道本線で初めての駅弁と言われています。


以来、1903年(明治36年)発売の、相模近海の小鯵を使った「特選小鯵押寿司」、1907年(明治40年)発売の、相模湾の鯛をおぼろにした「鯛めし」など、相模や小田原の魚を使った名作駅弁を数々作り続けています。この「あぶらぼうず伝説」も名作駅弁に加わりそうな、美味しさと完成度に仕上がっています。

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