「オオキバナカタバミ」は鮮やかな黄色い花を咲かせる南アフリカ・ケープタウン原産の“カタバミ”。葉はクローバーとよく間違えられます。

花や植物

オオキバナカタバミ(大黄花片喰)は、南アフリカのケープタウン原産で鮮やかな黄色い花を咲かせます。園芸品種として日本に入ってきましたが、今では公園の植え込みや、歩道の傍らなど様々な場所で野生化しています。


春先から秋口まで花を咲かせますが、他のカタバミに比べて花はかなり大きく鮮やかなので、すぐに見つけることができます。花言葉は「輝く心」「喜び」などです。

カタバミの仲間の葉は、ハート型の3枚が一組になっていて、よくクローバー(シロツメクサ)と間違えられます。花が咲けばクローバーで無いことは一目瞭然です。

このオオキバナカタバミに関しては、花が咲かなくても写真の様に、葉に爪楊枝の先ぐらいの小さな斑点を付けているので、すぐにそれとわかります。

スポンサーリンク


カタバミは昔から人との関わりも深く、シュウ酸を多く含む、その葉で鏡や金属を磨くのに使われ「鏡草」とも呼ばれていました。また、一度根付くと絶やすことが難しい様を「家が絶えない。」縁起の良いものとして、家紋の図案として多く使われ、五大紋の一つとなっています。

ちなみに五大紋は、藤、桐、鷹の羽、木瓜、片喰(カタバミ)の5つの紋です。片喰紋は広く大衆にも使われたことから、5大紋の中での占有率は最も多いのです。