草花

花や植物

梅雨より、夏の青空が似合うアガパンサス(Agapanthus)。淡いブルーの端正な花は「知的な装い」「ラブレター」などの花言葉を持っています。

梅雨の始まりごろに咲き始めるアガパンサスは、南アフリカ原産の多年草です。花は6〜8月まで咲き、梅雨のイメージも強いのですが、その淡いブルーの花が夏の青空に向かう姿のほうが、より印象的で美しいです。名前はギリシャ語のagape(愛)とanthos(花)を組み合わせた言葉。日本には明治時代中期に渡来し、その園芸品種は300種以上に及びます。
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金糸梅(キンシバイ)の花言葉は、近寄れば解る、“太陽の輝き”と“キラメキ”です。

金糸梅(キンシバイ)は、5月の下旬ごろから6月中旬に、鮮やかな黄色い花を次々に咲かせる植物です。江戸時代の1760年(宝暦10年)に中国から渡来したと言われています。花の中の雄しべが、金糸の様に約60本も生えていて、梅の様な花びらが5枚あるので“金糸梅”と呼ばれるようになりました。
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チェリーセージ(サルビアミクロフィア)はコンパニオンプランツ。油虫避けになるハーブです。

チェリーセージは一般的に、4月下旬頃から11月ぐらいになるまで、長く花を咲かせるハーブです。花がサクランボのような香りがするので、この英名で呼ばれるようになりました。植えると周りの植物たちにも良い影響を与えるコンパニオンプランツで、アブラ虫避けになってくれます。
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シモツケ(下野)の花。花言葉が秘める父想いの中国少女、繍線(シュクセン)の物語とは?

シモツケは5月中旬頃から、ピンク色の花を沢山咲かせるバラ科の植物。下野国(しもつけのくに)は、現在の栃木県のかつての呼び名で、最初に発見されたのが下野国だったことから、この名になりました。学名はSpiraea(スピラエア)でギリシャ語のspeira(螺旋や輪)が語源です。花言葉は「努力」「自由」「気まま」「整然とした愛」「無駄」「無益」。
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春紫苑(ハルジオン)の花言葉。それは“今昔物語集”の「思い草」と「忘れ草」のお話に通じています。

ハルジオンは、北アメリカ原産のキク科の植物で、大正時代に観賞用として日本に入ってきました。花は4月下旬から5月上旬に咲き、その姿がよく見られます。花言葉「追想の愛」は、昔から日本にある“紫苑”と言うキク科の花の花言葉である「君を忘れず」に由来しているのではないでしょうか。
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紫詰草(ムラサキツメクサ)はデンマークの国花。日本でも農業や人の生活に大きく貢献したその能力とは?

紫詰草(ムラサキツメクサ)は4月の下旬から5月の初め頃に、紫色の花を咲かせる豆科の植物です。白詰草と同じ明治時代以降に家畜の飼料用(牧草)として、日本に入ってきて野生化しています。紫詰草の別名“レッドクローバー”は、北欧デンマークの国花。それほど慕われてきた紫詰草は、デンマークの畜産を始めとする農業を豊かにし、大きな役割を果たしてきたチカラを秘めています。
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白詰草(シロツメクサ)は別名クローバー。“三つ葉”にも“四つ葉”にも大事な意味が込められていました。

白詰草(シロツメクサ)は別名クローバー。その3つの葉っぱは、時々4つやそれ以上になることがあり、特に「四つ葉のクローバー」は、見つけた者に幸運が訪れるという伝説が有名です。4つそれぞれ希望、誠実、愛情、幸運を象徴しています。また「三つ葉」は、聖パトリックがアイルランドで“三位一体”の教えを説くのに用いています。花は4月の下旬から5月の初め頃に咲き始めます。