森永「チョコボール」のラインナップから、「チョコボールのなかみ」という商品が〈うましお味〉と〈塩キャラメル味〉で、2020年6月9日に発売されました。パッケージに大きく、
『チョコなし。でもただのピーナッツではない。』
と謳われています。そう、これは「チョコボール」ピーナッツのチョコが掛かっていない商品ということです。
もともと森永「チョコボール」は、キョロちゃんのキャラクターが可愛いチョコレートのお菓子で、ピーナッツ、チャラメル、いちごがスタンダードなラインナップです。特に“ピーナッツ”は、バリボリバリボリ食べていると、あっという間に無くなってしまう美味しさで人気です。購入している人の約30%は30代〜50代の男性というのも納得です。
「チョコボールのなかみ」は、そんな30代〜50代の男性の中でも、甘いものを敬遠しがちな新たなユーザーを開拓しようと、チョコ掛けをしないで発売された商品なんです。チョコボールピーナッツの製造工場の人達の間では、かねてから「チョコボールの中身が美味しい。」というのは普通に知られていたことのようです。
周りの小麦粉の皮と、ピーナッツの間にある糖蜜をまぶし焼き上げたクリスプ層(「おのろけ掛け」という)が、バリボリ食べてしまう美味しい食感を生み出していた秘密で、「チョコボールのなかみ」に至っては、それを普通のチョコボールの中身より一回り大きくして食べ応えあるように作られているのも嬉しいですね。
僕にとっては「チョコボール」と言えば、イコール“ピーナッツ”になっていただけに「チョコボールのなかみ」という商品は画期的というか究極なイメージがあります。
外から見てどちらがどちらか分かりませんが(笑)左の〈うましお味〉は、もう商品名そのままの“うま塩”味で、おツマミに最高といった味わいです。
右の〈塩キャラメル味〉も、香ばしいキャラメルの甘さに塩味で旨さを引き出している、いま流行りのフレーバーになっています。どちらも外せないような2種類をリリースするあたりも上手いです。
「チョコボール」は1963年(昭和38年)に発売された「SKIP」が前身。1967年(昭和42年)にマスコットが「キョロちゃん」になり、1969年(昭和44年)に商品名が「チョコボール」になりました。
古い昭和のブランドと思いきや、「チョコボール」は“キョロちゃん”と共に未だ持って、エッジの効いた進化を続けています。
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