1924年(大正13年)発売の南国特産「ボンタンアメ」は、KIOSKにいつもあった思い出があります。

おやつ・お土産

駅のホームのKIOSK(キオスク)には、いつも南国特産「ボンタンアメ」が置いてあった記憶があります。紺色の背景に丸々とした“ボンタン”、“南国特産”と大きく書いてあるレトロなパッケージデザインは、今でもひときわ人目を引くものです。ちなみにJRグループの駅構内の「KIOSK」の読みは、JR東日本リテールネットが“キオスク”で、それ以外が“キヨスク”と読みます。

南国特産「ボンタンアメ」は、セイカ食品が1924年(大正13年)に発売した求肥(ぎゅうひ)の飴です。セイカ食品の前身の鹿児島菓子株式会社は当時、水飴を製造していました。

ある時、創業者がその水飴で作った求肥を、工場の社員がハサミで小さく切っていたのを見かけたのをキッカケに作られたそうです。発売当時の競合ターゲットは、森永のミルクキャラメルでした。

「ボンタンアメ」は一つ一つオブラートで包んであり、口に含んだ時にいきなりくっつかないように工夫されています。求肥とは言っても飴ですから、噛めば割と歯にくっつきがちなのも何だか懐かしい。

その求肥の飴はモチッとした食感で食べごたえがあり、ほんのりと甘酸っぱくて美味しいです。いまだにKIOSKで良く売れているというのも納得です。

昔はなかったと思いますし、さすがにKIOSKにも置いていないでしょうが、こんなに大きな箱の「ボンタンアメ」もあるんです。

イメージ:photoAC より

水飴、砂糖、麦芽糖、もち米(佐賀、熊本産のヒヨクモチ)が主原料のまさしく求肥のそれに、鹿児島県阿久根産の文旦(ブンタン=ザボン、ボンタン)から抽出した“ボンタンオイル”や、同じく鹿児島県いちき串木野のサワーポメロと、九州産うんしゅうみかんの果汁が加えられ作られています。

「ボンタンアメ」を初めて食べたのは何時のことだったのでしょうか?自分で買った記憶はありません。おそらくは親と一緒に出掛けた時に、駅のホームのKIOSKで買ってもらったんだと思います。

甘酸っぱくてモチッとした味と食感は良く覚えています。昭和の想い出です。