5月〜7月頃に咲く「麦撫子(ムギナデシコ)」は初夏を知らせる花。風にそよぐ姿が気持ち良さそうです。学名のAgrostemma(アグロステンマ)は、ギリシャ語で畑を意味する“アグロ”と、王冠を意味する“ステンマ”から名付けられました。
地中海沿岸が原産で、ヨーロッパでは麦畑の雑草として知られてる丈夫な草花です。日本には明治時代に渡来しました。5枚の花びらに放射状の筋が入った、花径5cmほどの花を咲かせます。
花言葉は「気持ちがなびく」、「自然を好む」、「小国の王」などです。5月の上旬に撮影したこの動画の様子は“ムギナデシコ”の花言葉をよく表しています。
草丈が細長く1mほどにもなり、風にユラユラそよぐ姿は、見ていてとても気持ちの良いものです。それに学名の“麦畑の王冠”よろしく「小国の王」というのもピッタリな気がします。