花や植物

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「オオキバナカタバミ」は鮮やかな黄色い花を咲かせる南アフリカ・ケープタウン原産の“カタバミ”。葉はクローバーとよく間違えられます。

オオキバナカタバミ(大黄花片喰)は、南アフリカのケープタウン原産で鮮やかな黄色い花を咲かせます。園芸品種として日本に入ってきましたが、今では公園の植え込みや、歩道の傍らなど様々な場所で野生化しています。春先から秋口まで花を咲かせますが、他のカタバミに比べて花はかなり大きく鮮やかなので、すぐに見つけることができます。花言葉は「輝く心」「喜び」などです。
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カラスノエンドウのマメ類特有の蝶のような形をした花。実(豆)を“ピーピー豆”と呼んで笛にして遊んだことを想い出します。

カラスノエンドウ(烏野豌豆)はマメ科の植物です。植物学で使われる和名はヤハズエンドウ(矢筈豌豆)。「矢筈(やはず)」とは弓矢の羽の付いた側にある弓の弦にかける部分のことですが、この羽根側と、真ん中が折れた葉の形とが似ていることからヤハズエンドウと名付けられました。一般的には“カラスノエンドウ”の名が通っています。
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「キュウリグサ」は“忘れな草”と良く似た、直径2〜3mmの極小の花。その花言葉は「愛しい人へ」「真実の愛」。

キュウリグサ(胡瓜草)は、葉を揉むとキュウリの様な匂いがする驚くほど小さく可愛らしい花です。花の直径は2〜3mm程しかないので、良く見ていないと見逃してしまいそうです。あまりにも小さい花に、「愛しい人へ」「真実の愛」なんていう、大切な花言葉が込められているのには驚きます。
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「ハナニラ」の別名には、クリスマスツリーのオーナメントでもお馴染みの“ベツレヘムの星”の名も。

ハナニラ(花韮)はアルゼンチン原産の球根植物で、学名はイフェイオン(Ipheion uniflorum)。葉はニラに似ていて、ニラやネギの様な匂いがするので、この名前になりました。キリストの生誕を“東方の三賢者(三博士)”に知らせたという「ベツレヘムの星」の名でも呼ばれます。
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うす紫色のローズマリーの可憐な小花。聖母マリアのバラ「ローズ・オブ・マリー」が語源とのエピソードも残るロマンティックなハーブです。

ローズマリーは白やうす紫、紫色の可憐な小花を、秋口から春の終わりまで良く咲かせます。垂直に伸びる「立性」、地面を這うように育つ「ほふく性」、両方の性質を持つ「半ほふく性」の3つのタイプがあり、その中でもいくつかの品種があります。語源は「海のしずく」という意味の合成語「Rosmarinus(ローズマリナス)」という学名に由来します。
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雪柳(ユキヤナギ)は、小さな花を雪が降り積もったかのように、びっしり咲かせ枝垂れます。風に揺られて吹雪いているように錯覚するほどです。

雪柳(ユキヤナギ)はバラ科の低木で、地面から細い枝を何本も出し1.5mの高さまで成長します。3月中旬から5月にかけて、直径5〜6mmほどの小さな白い花を、まるで雪が降り積もったかのように、びっしり咲かせ枝垂れます。枝の根元から先まで、隙間なく咲いている小花は、風に揺られて吹雪いているように錯覚するほどです。
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白木蓮(ハクモクレン)の花が咲いているのは、はわずか3日ほど。今にも羽ばたかんとする沢山の白い小鳥のよう。

白木蓮(ハクモクレン)は、公園や庭、住宅街の街路樹としてよく植えられている樹高10〜15mほどのモクレン科の樹木です。3月中旬から4月上旬、まだ木に葉をつけていない時に、卵より少し大きいぐらいの白い花が、天を仰ぐようにたくさん咲きます。その姿は遠目にも、かなりの艶やかさです。沢山の白い小鳥が枝に止まり、今にも羽ばたかんとするかのような姿を観ることができます。